社長ブログ

6月 5th, 2013

6月 05 2013

旋盤用特殊爪です

爪

本日納入させて頂きました、NC旋盤用12インチ特殊爪です。

 

多くの旋盤用特殊爪・特殊生爪を設計・製作させて頂いております。

 

もちろん裏側のセレーション加工済みです。

 

薄物の歪み防止対策の為に幅広設計となっており、ワーク図面を頂き専用設計・製作をさせて頂きました。

 

納入後、客先にてチャックに取り付け後セルフカットして、ご使用頂きます。

 

溶接して製作した爪をご使用のユーザーさんもみえますが、溶接は表面上くっついているだけですので、一体物と比べて剛性はかなり低下します。

 

よって重切削が不可能で加工条件落として加工する場合も出てきます。

 

これでは、せっかくの工具・機械の性能がフルに発揮出来ません。

 

また、溶接の面積が大きい物はセレーション部分に歪みが発生してしまいますので、チャックとの取り付きが悪くなり、製品の品質に悪影響が出てしまう可能性もありますし、加工中の負荷で溶接部にクラックが入ってしまい、少しずつ芯ズレが発生し、気がついた時には不良の山だったなんて事もあります。

 

そして、溶接爪でありがちなのが、図面も無く適当に現物合わせで作ってしまう事。

 

CADで検証して設計された物と比べて必要以上に爪の重量が重くなり、加工中に遠心力が働き把握力が落ちてワークが動いてしまう物や、爪の破損時に予備が無くラインストップになってしまう事があります。

 

また図面も無く爪が製作された場合、次回製作し直した物が以前の物とは違ってしまい、切削条件の変更をしなければ同じ品質の物が製作出来ないという問題が起ってしまう場合があります。

 

ここで品質の変化に気がつけば良いのですが、気がつかなかった場合は大変な事になってしまいます。

 

旋盤加工では爪の性能でコスト・品質が決まってしまうと言っても過言ではありません。

 

製品に合った爪を使って工具・機械の性能をフルに生かす事が、安定して低コスト・高品質の製品を生産する事につながりますので、溶接爪や製品に合っていない幅の爪を使ってみえる場合はご検討される事をオススメします♪