10月 31 2013
2013年10月
10月 18 2013
真剣に改善を進めて、明るい未来を創造出来る会社へ
クライアント企業様でのモデルライン構築を終え、追加で必要な設計をしております。
残りの設備も水平展開に入り、改善が完了すれば大幅な効率UPとなります。
今回の改善はマシンタイムの短縮→手作業改善→多台持ちという流れになっております。
まずは設備の効率を最大限に上げて、それに作業者が余裕を持って対応する事が出来る様に改善を行い、多台持ちが可能な状態となる事で製造コストを下げます。
話は変わりますが、一時的に量産品の仕事量が増えている物も多くあります。
しかし取引先企業様を見ていると、リーマンショックの時よりも危機感を感じております。
それは転注による新規立ち上げはあっても、新製品の新規立ち上げがとても減ってきている事です。
多少円安になったものの、大手メーカーさんは新規製品や部品を海外生産にシフトし続けています。
既に現地に工場を建てて設備投資している事と、さらに市場が大きい国や人件費が安い国に工場を建てている事から、日本で生産する部品はますます縮小傾向にあります。
しかし悲観的になる事はありません。
新興国での人件費は年々上昇しますし、まだまだ人海戦術の部分が多いので少しの賃金上昇が大きな製造コストUPとなります。
日本では長年の物づくりのノウハウや改善する知恵があります。
私が感じている危機感とは、改善を継続している会社は生き残る事が出来ますが、そうでない会社は生き残れない時代が“もう既にやって来ている”と実感している事です。
今こそ真剣に改善を進めて、明るい未来を創造出来る会社を目指しましょう。
10月 07 2013
NC旋盤用インデックスチャック(フォルカルトチャック)治具です
先日納入させて頂きましたNC旋盤用インデックスチャック(フォルカルトチャック)の治具と、後工程であるマシニングセンター用の治具です。
インデックスチャックは多方向からの加工に対応するために、チャッキングの方法と位置が非常に重要です。
今回のワークは鍛造品であるため、ワーク形状にクランプがスイングしてならう様な構造となっております。
インデックスチャックは多方向からの加工が出来るメリットがありますが、位置決めストッパーを取り付ける事が出来ない場合があります。
ストッパーが無くてもワークが加工中に動かないチャッキング方法であったり、ワーク取り付け時に位置決めが容易となる様な設計が必要となります。
品質や製造コストに直結する部分ですので、設計時に刃物干渉を考慮しながら細かな検証が必要となります。